転勤がある家庭で、マイホームを購入したいと思った時に、よく悩むのは、マンションにするか、一戸建てにするかです。

自分はこれですごく迷っています。FPにどちらが良いか相談してみたのですが、売ったり貸したりしやすい「マンション」の方を勧められました。


もしも転勤することになった時に、賃貸であれば家族全員で引っ越しとなりますが、マイホームを購入した場合、人に貸すか、人に貸さないで単身赴任を選択するかのどちらかになります。

マンションと一戸建てどちらが良いか?

どちらがより自分達に適しているのかを一つ一つ考えてみたいと思います。

もし一戸建てを選んだ場合はどうでしょうか?

一戸建でも賃貸に出せないことはないです。立地が良ければ借りてくれる人もいます。

DINKs(子供がいない共働き夫婦)や新婚さんで、マンションよりも戸建派という人は、一戸建ての賃貸を探すこともあります。

デメリットとしては、賃貸で募集をしてもすぐに埋まらない可能性があります。空室期間の間は、家賃収入は見込めません。空室期間が続くと不安と焦りが募ります。

でも、今では、この不安を解消すべく空室賃料保障制度というものがあります。ある一定の空室期間の賃料を全額ではないのですが、8割程度保証してくれるというものです。

これは、マンションの場合でも有効です。この保証制度を使えば不安は軽減されそうです。

他のデメリットを考えてみます。

”貸した相手が部屋を綺麗に使ってくれるか心配”というのが、挙げられます。

もしも小さな子供連れのファミリーが入居して、想像以上に家の中を汚されてしまったらどうでしょう。

敷金では足らないかも知れないという不安があります。戸建に限ったことではありません。マンションでも同じことが言えます。

念願のマイホームを人に貸し出したくない場合

子供がまだ小さいので、転勤先に家族で帯同する場合、マイホームのローンと転勤先の家賃で二重ローンになってしまいます。

経済的余裕のある家庭であれば、それでも良いかも知れませんが、大抵は厳しいです。

知人で、人に貸さずに空き家の状態のままという人を数人知っています。

近くに両親や兄弟がいれば、空き家になっている自宅の手入れを頼むという選択肢もあります。

誰も住んでいない家は、傷みやすいです。また、泥棒に入られたというケースも知っています。遠方に住んでいるとすぐに駆けつけることが出来ません。

では、人には貸したくない場合、どうしたら良いのか考えてみました。

月々のローン返済額を極力少なくして、転勤先の家賃と合わせても生活出来るくらいのマイホームを購入するという考えです。

頭金も沢山用意する必要があります。転勤先で会社から住宅補助が少しでもあれば、不可能ではないです。


ただ、これに関しては色々と妥協しなくてはならないことが沢山出てきます。もちろん、自分に潤沢な資金があれば、そんなに悩む必要はありません。

住宅購入価格の予算が少ないと発生する問題

売ったり、貸したりしやすい物件に住もうとすると、住宅価格が高くて資金が足りなくなることがあります。

転勤のことを考えるなら、月々の支払を少なくしたいものです。ですが、住宅価格の安いものにすると何らかの事情があったりします。

環境や立地条件、利便性など、駅から遠い、坂が多い、騒音がうるさい、治安が良くないなどの問題が発生するかも知れません。

駅から近いのに価格が安い物件は、それなりに理由があったりします。

自分にとって何を一番大切にするか、優先すべきものは何かを考える必要があります。どうしても譲れないものがあるはずです。残りは、妥協する方向で考えていく必要があります。

マンションを購入した場合の例

マンションは何と言っても、人に貸しやすいところや、駅から近くて便利なところが良いです。
マンションを購入する際は、資産価値を重視します。資産価値とは「中古で売れる価格」のことです。

マンションは立地が全てとも言われていて、駅から近いところに建てられたマンションは、10年後も20年後も資産価値が変わらないと言われています。

将来、売ること、貸すことを考えたら、やはり駅近の、出来れば駅から徒歩5分以内が良いです。

購入時点で売却のことも考えているなら、駅近くの環境の良いところを選ぶ必要があります。

マンションのデメリットとは?

一戸建てと違って、管理費や修繕積立金が発生します。駐車場代も別途掛かります。

新築から最初の5年間は、修繕積立金も安いのですが、5年、10年、15年・・・と段々高くなっていきます。一生住むことを考えると勿体ないです。

一戸建の場合でも、修繕積立金を自分達で貯金しなくてはならないので同じです。

しかし、マンションの場合は、共有スペースなどの電気代や敷地内の植栽などに掛かる費用があり、どうしても節約出来ない部分が出てきます。

また、子供の成長と共に部屋が手狭になり、住み替える人や賃貸に出す人が増えたとします。そうすると空室が目立つようになり、修繕積立金の回収が出来なくなる恐れがあります。

まとめ

もしも転勤になってしまって、マイホームを賃貸に出すなら、マンションが有利です。

子供が小さいうちは、家族で引っ越しが多いですが、子供が中学、高校と成長するに連れて、単身赴任して貰うケースが多いと思います。

もしも子供の成長時期に合わせてマンションの買い替えを検討しているなら、売却しやすいように、資産価値の高いマンションを購入しておく必要があります。
一生住むことを考えて、始めから一戸建てに住むという考えもあります。人に貸さないのであれば、住宅ローンを極力減らすようにします。人に貸すかもしれない場合は、貸しやすいように駅近くの物件にしておいた方が安心です。
お子さんがいないご家庭の場合は、マンションだと貸したり売ったりしやすいので夫婦一緒に動きやすいです。
転勤があると思うと、どうしても上手く考えが纏まらないものです。

住宅を購入してすぐに転勤となれば、購入を後悔することだってあります。いくつかの選択肢を視野に入れて置く必要があります。