現在では国内で年間642万トンの食品が廃棄されていて、食品ロスを減らす動きが今企業の間で広がりを見せています。

消費期限切れのモノや、まだ食べられるのに価値がないといって捨てられている現実を知ると、地球には優しくないし、環境にも経済的にも勿体無いなと感じます。

世の中を見渡せば食品が溢れていますが、まだ食べられるのに廃棄するなら、消費者の立場であればセール品として安く手に入れて食べるのも良いかなと思います。

でも実際のところ、賞味期限や消費期限が近づいたものって食べても大丈夫なのだろうか?

私達には正直分かりませんよね。

重要なのは、食の安全性が心配であることです。

加工食品の3分の1ルール

私達一般消費者には知られていなかった加工食品のあるルールがあるんです。

例えば、水産缶詰は製造から賞味期限が3年と決められていて、3分の1ルールというものが適用されています。

3分の1ルールとは一体何かと言うと、3月14日放送のあさイチで特集していたものですが、

メーカーや卸が小売店に納品するまでの期間は、賞味期限までの間に製造から3分の1で小売店に納品しなくてはいけません。

小売店が一般消費者に販売する期間も3分の1ルールが適用されます。

賞味期限が3年の商品の場合なら、3分の1ルールからすると、製造日から1年以内の商品でないと小売店は買いません。

メーカーや卸業者が在庫を抱えたまま1年を過ぎてしまうと商品は最悪廃棄されます。

この3分の1ルールは元々、消費者が購入してから家庭で使う期間を残して販売したいという考えで始まったルールです。

これは、日本独自のルールで全世界で共通するルールではないので、アメリカやフランス、ドイツでは食品ロスまでの期間がもう少し長く設定されています。

食品ロスのグラフ

賞味期限と消費期限の違い

消費期限とは、期限を過ぎたら食べない方が良い食品のことで、製造日から概5日位で劣化しやすい、お弁当や肉、魚、食パンなどのことです。

賞味期限は美味しく食べることができる期限のことを指します。

製造日から3ヶ月の賞味期限のものと、3ヶ月を超えるものがあります。

賞味期限は、各食品メーカー、製造元が決めていて、輸入食品は輸入業者又は販売業者が決めています。

賞味期限切れの食品を食べても味や人体に影響がないかどうかは、研究職員が五感検査を使って調べています。

賞味期限切れからどれくらいまで大丈夫?

【生卵】

生卵は冷蔵庫で1カ月くらい持ちます。

冬であれば10℃位の温度で最大50日持つとされています。

逆に加熱すると保存は効きません。最大でも5日程になります。

【乾麺】

乾麺は、1~2年が目安です。

【なめこ瓶詰め】

なめこの様な中身がしっとりしたものは、瓶詰めで1年半、缶詰なら3年位持ちます。

開封したら雑菌が入るので2,3日で食べなくてはいけません。

【砂糖と塩】

砂糖と塩は永遠に持ちます。

【炭酸飲料】

炭酸飲料は味だけなら1年半位持ちますが、問題なのは炭酸の気が抜けてしまうことが劣化として判断されます。

【天然水】

ペットボトルの水は2~3年で蒸発して量が少し減ってしまいますが、品質では5年程保たれます。

美味しさを保つ冷凍テクニック

冷凍保存して美味しさを保てる期間は約1カ月です。

食べた時に人によって味覚が違いますので、1カ月以上でも食べれると思う方もいますが、平均的に見れば1カ月が限度と言えそうです。

冷凍庫の中は-18度程度でキープされているのですが、腐っていなくても美味しくなくなってしまうのは、多くの場合、乾燥が原因です。

この乾燥を防げれば、食品の保存期間を長く持たせることが出来ます。

肉、魚を冷凍保存する

買ってきたトレイのまま冷凍庫に入れるのは厳禁です。空気が入りすぐに酸化してしまいます。

酸化すると臭いが悪くなったり、色が悪くなったりします。


【おすすめ方法】

例えばサケの場合、ラップを3重に巻くトリプル巻きをすると鮮度が保てて効果的です。

ラップの巻き方は、サケをラップの上に置いて1巻き、2巻き、3巻きと巻いて行きます。

1回目は、空気が入らないようにサケとラップをぴったりと巻きます。

2回目、3回目はふわっとした感じで巻きます。

冷凍庫を開けたり閉めたりすると庫内の温度が変動してしまいますが、ぴっちり巻いていると温度変動による影響を受け難くなります。

ブロック肉を冷凍する

ブロック肉は、上記のサケとラップ巻き方法と同じですが、それにもうひと手間加えることで保存期間がUPします。

ラップに包む前に肉の表面に油を塗ってコーティングすると、長持ちが2倍になります。

油を塗ったら、ラップでトリプル巻きします。

挽肉を冷凍する

挽肉は丸くお団子にしてはいけません。

お団子にすると凍るスピードもゆっくりで、解凍する時間も長く掛かってしまいます。

食品保存袋、もしくはラップに薄ぐ平らに伸ばして空気を徹底的に抜いた状態で保存します。

食べやすいように袋の中で仕切っておいたり、小分けしておくと便利です。

葉物野菜の保存方法



【白菜】

白菜はペーパータオルや新聞紙に包んで水分が飛んだ後、立てて野菜室に入れます。

より長もちさせるには一日干すと良いです。

水分が付着していると微生物が繁殖するので悪くなってしまいます。

ペーパータオルや乾燥したタオルを使うようにしましょう。


ほうれんそう、小松菜

茹でたあと冷却してから、小分けにしてラップまたは食品袋に入れて冷蔵庫で保存します。

【レタス】

芯から水分が飛んでしまうので、芯を1mmほどカットしてそこに小麦粉又はかたくり粉を塗ります。