2015年12月9日放送のNHKためしてガッテンで、新型ノロウイルス対策&予防法SPが特集されていました。

みなさん、過去に突然激しいおう吐や下痢を経験したことはありませんか?

これは、ノロウイルス特有の症状です。

ノロウイルスの感染力は何とインフルエンザの1000倍です。

ニュースでも取り上げられてますが、国内についに新型ノロウイルスが登場してしまいました。

新型ノロウイルスのGⅡ・P17、通称「カワサキ変異株」。

その名の通り見つかったのは、2014年3月のこと。神奈川県川崎市で発見された。

新型ノロウイルスは、これまでのノロウイルとは全く構造が違うのです。

同じ名前だけど形が全く違うため、これまでの免疫は殆ど役に立ちません。

その為、ヒトに感染するといとも簡単広がってしまうのです。

今年もし日本で流行が認められたら世界中にあっと言う間に広がってしまうと予測されています。

世界各国の研究機関が協力してノロウイルスの監視網”NORO-Net”を作っています。

それによると、川崎で新型ノロウイルスが発見されましたが、それより以前2014年1月に中国の広東省と江蘇省でノロウイルスの集団感染が起きています。

そして、2014年1月に台湾と香港で発生。この時感染した人が日本に渡航して川崎に持ちこもれたのではないか?と推測されています。

日本では、川崎以外にもさいたま、長野でも確認されています。

今や移動手段に飛行機を使うため、世界中に感染拡大するのもあっという間なのです。

ノロウイルスの正体とは?

2002年にアメリカの大学や研究機関が共同で実験を行いました。

参加者77名で実験者の人種、性別、年齢はバラバラです。

実験とは、ノロウイルスに汚染された水を敢えて飲むという大胆な策だったのですが、すぐに感染する人と感染しない人がいました。

かかった人 44人
かからなかった人 33人

その時の実験結果でノロウイルスにかかりやすい人の条件が特定されました。

ノロウイルスの相性は血液型で決まる

O型 60%
A型 44%
B型 33%
AB型 0%

当時の実験結果で分かったことは、AB型の人だけノロウイルスに感染しなかったのです。

AB型の人いいな~ってうらやましく思う人もいるでしょう。

ノロウイルスの感染経緯

ノロウイルスは、わずかな水分やホコリにくっついて口から入ってきます。

小腸を目指して入ってくる粘膜の壁を突破して入り、わずか8時間で数十万倍に増殖します。

増殖の時に小腸の細胞を破壊しておう吐・下痢を起こします。

そのため、小腸は食べ物を消化したり吸収ができなくなります。

破壊しつくすとウイルスの増殖は止まります。その後、排泄されていくだけなので体が復調していきます。

AB型が感染しない理由

小腸の表面が持つカギ穴(抗原)は血液型によって異なります。

ノロウイルスはA型 B型 O型のカギを持っているけど、AB型のカギは持っていないのです。

2003年の日本の実体調査で、北海道立衛生研究所は、北海道の小学校で集団感染したノロウイルスとABO式血液型の関係について、アンケート調査を行いました。

感染者690人中、血液型別の感染した人を数値化すると、

A型 71%
B型 65%
O型 64%
AB型 55%

あれ?AB型が感染してる・・・

アメリカで行われた実験からわずか1年後の2003年に、ノロウイルスは進化してAB型もかかるようになっていたのです。

でもなぜ?

実は、2002年にアメリカで行われた実験で使用されたウイルスは、1990年代に使われたウイルスだったのです。

ノロウイルスは年々変化し続けています。

これまで自分で免疫力が高いと自信を持っている人でも、ある日突然ノロウイルスに感染するかも知れません。

ノロウイルスに感染すると

今の段階では、

予防接種ない・・・
薬はない・・・
死ぬこともある・・・
(アメリカCDCのデータでは、5歳以下の子供だけで毎年世界で20万人死亡)

とされています。

新型ノロウイルスも症状などは旧型と同じです。

多くの人たちは免疫を持っていないので、今まで感染したことがない人も感染する可能性があります。