3月2日放送の解決スイッチです。毎週水曜日はペットのしつけの悩みを解決してくれる特集なので、参考になるところがあればチェックしています。
ペットのお悩みを解決してくれるのは、白川ドッグスクールのドッグトレーナー、白川真二さんです。
お悩みその1、飼い主が離れると不安で待てない犬
お買い物の最中にお店の外に繋いで置くと不安で鳴いてしまったりしてマテが出来ないわんちゃんがいますね。
「マテをしてお利口に待っていれば、飼い主さんはきちんと戻ってくれる」、ということをわんちゃんが理解すれば解決できる問題です。
まずはわんちゃんが、「待て」を出来るかをチェックします!
「おすわり」と1回言ったら、必ずお座りが出来るようにさせます。
お座りが出来ないワンちゃんは、1回で出来そうになくても、お尻を抑えてちょっと強引にでもお座りをさせるようにします。
お座りが出来たらすぐに褒めてあげるようにします。
飼い主さんがワンちゃんから離れても、待てが出来たら褒めてあげて、「マテ」の時間や飼い主さんとの距離を少しずつ長くしていきます。
この練習を繰り返して、徐々にレベルアップさせていくようにします。
お悩みその2、呼んでも来ない犬
わんちゃんを捕まえたくても走り回っていて捕まえれない場合、おやつを使って「おいで」の練習をします。
おやつに釣られて近づいてきたわんちゃんに、おやつを与えながら沢山触ってあげます。特にお腹の下を触ってあげると良いです。
触っていると犬は安心しますので、そしたらそっとわんちゃんを持ち上げて抱っこします。
お悩みその3、拾い食い
拾い食いを止めさせるには、犬が地面を探すのではなくて、飼い主に注目させることが大事です。
常に飼い主に意識が向いていれば自然と目線が上がります。地面に意識が行かなくなり広い食いを防げるようになります。
飼い主に注目させるためには、おやつを使って訓練します。
おやつを手に持って犬の鼻先に近づけながら飼い主さんが歩きます。
わんちゃんはおやつを持っている手に注目していますので、その手をゆっくりと上に挙げていって、手の位置を高くしていきます。
練習し始めは、2歩~3歩の短いスパンで良いので、わんちゃんの目線が上を向いていたら褒めてあげます。
出来るようになれば、5歩~10歩とその距離を少しずつ伸ばしていくようにします。
お悩みその4、引っ張り癖
鳥や猫、他の犬を見ると勢いよく飛び出してしまって、飼い主さんが引っ張られる場合があります。
わんちゃんが特に大型犬の場合だと力が強くて止めることが出来ません。
犬が飛び出してしまうと止めることは難しいので、飛び出す前に意識を違う方へ向けさせます。
犬の特性として、相手の距離がある時はじっと見ていますが、ある程度、距離が縮まると飛び出して行きます。
犬が相手を意識し始めた段階で、犬に「おいで」や「ダメだよ」と言って飼い主に注目させます。
やり方としては、対象物に意識が向いた瞬間に、犬に「おいで」と掛け声をして、一気にリードを引いて反対方向に行きます。
興奮するような対象物を見て、飛び出したりせずに歩けたら褒めてあげましょう!!
【ポイント】
引っ張り癖の解決方法は、走り出す切っ掛けとなる対象物に意識が向いたとき、リードを引いて方向転換する。
飼い主が進行方向を決めることで、意識を対象物から飼い主へ向けさせます。