3月1日放送のNHKあさイチのスゴ技Qで、卵について特集していました。
卵の殻が簡単にツルッとむける方法やトロトロの半熟卵の作り方は、知っておくと料理の際やこの先ずっと役立つはずです。
特にゆで卵は色々な料理に使う機会が多いです。
過去に卵の殻が上手くむけなくて、殻に白身がくっつき見た目が凸凹になった経験あります。
プロが教えてくれたスゴ技には、卵の殻が上手くむけるようになるコツがあるんです。
卵の殻をツルッと簡単にむくスゴ技
1、まず始めに、プロは卵をスプーンなどで叩いてヒビを入れます。
2、叩く場所は卵の頭が尖がってない方の丸い方を叩きます。
その理由は、丸い方には気質という空間があって、その内側に膜があるので叩いても大丈夫なんです。
3、卵がかぶる位の水を入れて、沸騰したら20分間茹でます。
卵がひび割れた箇所から泡が出てきて、お湯がその中に入っていきます。
殻の中で卵白が収縮して気室に入っていたお湯が膜と殻の間に入り込むからです。
4、茹で上がったら氷水に入れると、スルスルッと殻が剥けます。
私の経験では氷水でなくても冷水でキレイに殻が剥けました。
卵をプリプリの食感にする大切なポイント
卵の鮮度が関係していて 産卵後1週間の卵が剥きやすいとのことです。
理由は、産みたて卵の卵白には沢山の炭酸ガス(CO2)が含まれていて、加熱すると二酸化炭素が膨張して白身が膜に押し付けられて絡みつくからです。
その為、産みたて卵は氷水に浸けても、白身が膜から離れず剥き難くなります。
1週間経過した生の卵は、殻の小さな穴から二酸化炭素がどんどん抜けていくのでちょうど良い頃合いで剥きやすくなっています。
茹でた場合でも二酸化炭素の膨張が少なく、白身が膜に絡みつかないので、氷水に浸けても白身が収縮して殻との間に隙間が出来て剥きやすくなります。
スーパーに売られている卵が、産みたてなのか?産んでからのどの位経ってるのか?
卵に表示されていないので判断出来ない場合ですが、そんな時に知っておくと役立つ知識として、
卵は基本、産んでから3週間の賞味期限を付けるので、賞味期限の2週間前がちょうど産んでから1週間後に当たります。
卵は一日何個まで食べていいの?
卵はコレストロールが高いので、1日2個までしか食べてはいけないと聞いていました。
でも、最近の研究でようやく明らかになったのですが、
去年から卵のコレストロールの上限がなくなり、普通の食材として何個でも食べても良いことになったそうです。
但し、たんぱく質の摂取制限がある方、コレステロール値が高い方などは医師の指示に従って下さい。
昔は卵がコレストロールが高いので、人のコレストロール値を上げて心筋梗塞や心臓病、動脈硬化と関係があると誤解されていたのですが、40年位掛かって研究でそれが誤りだったと証明されました。
トロトロ半熟卵の作り方
1、沸騰したお湯に卵を入れる
2、5分30秒間茹でて白身だけ固める
3、卵をお湯からすぐに氷水に入れる
黄身をもっと固めたい場合は、2の茹で時間を変えて調節します。
少しだけトロッとした半熟卵がお好みの場合は、茹で時間を8分間にします。
固めのゆで卵が好みの方は、13分間にします。
卵を普段より美味しく食べる
卵に食べ頃の時期があるって知っていましたか?
卵を扱う達人曰く、寒さが緩んできた頃が食べ頃で、冬から春先にかけて鶏が一番ごはんを食べるので、卵の質も安定する時期だそうです。
黄身も一番濃厚になる時だそうです。
卵は完全栄養食として知られていますが、栄養的に見ると食物繊維とビタミンCが全く入っていません。
そこで、たまご掛けごはんを食べる時に、糊と一緒に食べるとその足りない栄養素を補うことが出来ます。
昔から和食の朝食にのりと卵はセットで出てくるイメージがありましたけど、卵と糊で全ての栄養素を摂取できるということを昔の人はきっと知っていたのでしょうね。