有吉ゼミの番組内で企画されている、「ヒロミ、芸能人の家をいじる」お馴染みのコーナーですが、
八王子リフォームこと、ヒロミさんが手掛ける今回のお宅は、去年結婚したばかりの新婚さん夫婦で、
昨年のM-1グランプリのファイナリストで決勝まで上りつめた、コンビ芸人「タイムマシーン3号」の関太(せきふとし)さんです。
関夫妻は築39年の9帖1LDKに住んでいます。
入居前からリフォーム済みな為、意外と綺麗ですが、お互いの持ち寄り家具なために、全体的に統一感がないのがお悩みでした。
関さん宅の問題点3つ
1、テレビの大きさに対して、テレビ台が小さくサイズが合わない
2、こたつがテーブル代わりに使用されていて、年中出しっぱなし
3、収納棚を仕切り代わりにしているので、棚の裏側が見えてしまって残念
そんなお悩みを持つお宅を今回は、南プロヴァンス風にリフォームするそうです。
南仏風とは、優しい色合いの壁に古びた木材の家具がマッチする、いま注目のインテリアスタイルです。
プロヴァンス風のアンティークテーブルの作り方
まずは、こたつをDIYします。
こたつの天板、4辺の縁をトリマーで削って南仏風のお洒落な天板に変えていきます。
削り跡を紙やすりをかけて滑らかにします。
オーク色のステイン(着色剤)で天板を塗っていき、アンティーク感を出していきます。
塗り終わったら、布で拭き取っていきます。
購入したアンティーク調の脚材にも、オーク色で塗装します。
天板にドリルで穴をあけて、六角レンジで、「鬼目ナット」という金具を穴にねじ込みます。
「鬼目ナット」の内側はネジ山になっているため、ボルト付きの脚を直接取り付けることができます。
気分次第で脚を変えることができるので、リノベ女子に人気です。
余った木材にトリマーで縁取り加工を施したら、斜めにカットするのに「スライド丸のこ」という道具を使います。
ノコギリの刃が自在に傾けられるので、木材を好きな角度で切ることができます。
45度にカットした板を4枚用意して、テーブルの脚を隠すように貼ります。
ビスを使って固定したら、「太鼓鋲」をネジの隣に刺して、ネジの頭を隠すように斜めに打ちつけていきます。
太鼓鋲で見た目がアンティークな仕上がりになります。
テーブル完成写真
完成前
完成後
テレビより小さいテレビ台をアンティーク調にDIYする
細長いパイン材の板3枚用意して、テーブルと同じ色のオーク色のステイン(着色剤)を刷毛で塗った後に、布で拭き取っていきます。
L字アングルと呼ばれる断面がL字の鉄製の建築資材を柱に使用します。
安くて頑丈なためDIYでよく使われる人気の材料の一つです。
鉄鋼用ドリルでL字アングルに穴を開けたい位置に穴を開けて、先程塗装した板をビスで固定していきます。
板が水平になっているか水平器で確認します。
鉄製の装飾、「ロートアイアン」を取付けてアンティーク家具を醸し出します。
取り付けには、アーク溶接していきます。
家庭でも使用できる「AP直流半自動溶接機」、お値段42,984円のものを使用しています。
家の電源で使用可能で免許も必要ない家庭用溶接機ですが、3000℃以上の高温の火花が飛び散りますのでご注意を。
テレビ台完成写真
完成前
完成後
パレットでお洒落なソファを作る
物流倉庫でよく見かける荷物を載せて運ぶパレットを、家具に作り替えるのがリノベ女子の間でいま流行っています。
インターネットで1つ500円で購入可能です。
中古のパレット2枚用意して、2枚をジョイント金具で固定したら、パレット表面のささくれを電動やすりで削ります。
パレットの上に土台用のソファを2枚置きます。
テーブルと同じステイン(着色剤)を塗った細長い板材を用意して、板材をビスで固定していきます。
高さ1m近い巨大な木枠を作ります。
木枠を丸見えだったキッチン収納棚の目隠しにします。
木枠に蝶番とマグネットを取り付け、さらにスライド金具を取り付けたところで、扉が完成しました。
さらに、中に棚受けを作り、ネジで固定します。その上に板を乗せると、ティッシュを置けるような収納スペースとして使えるようになります。
目隠し用の背もたれです。
マットがズレないように工夫する
座った時にマットがズレないように一工夫を施します。ホームセンターに売っている巨大な「面ファスナー」の片側を、マットレスと板側に貼っていき、マットレスをパレットの上に乗せます。
ソファが出来上がりました。
さらにもう少しアレンジを加えて、飾り蝶番を取付ると、家具のアンティーク感がアップします。扉部分に飾り蝶番を黒の太鼓秒で固定します。
雑貨店で売られているスタンプインクを使ってさらに装飾、98色のバリエーションで手帳にスタンプするのが女子中高生の間で流行っています。
スタンプインクのブロンズ色を蝶番や太鼓鋲に塗って、サビ感を出してアンティーク家具のように見せます。
上からコーティング剤をかけて置けば色移りする心配がありません。
飾り蝶番を取り付けたソファがこちらです。
キッチンの床をリフォームする
南プロヴァンスでは、素焼きのタイルを床に貼って、暖かみのある雰囲気を生み出していますので、キッチンの床には、テラコッタ柄クッションフロアを貼ります。
素焼きをプリントしたクッションフロアなら、敷くだけで手軽に質感を再現できます。
賃貸でも安心の貼って剥がせる両面テープを床に貼って、クッションフロアを固定していきます。
壁に沿ってカットするには、クッションフロア専用の「コーナーカッター」を使い、壁の角に刃がピッタリ合うので、角に沿って滑らせるようにカットしていくだけで、初心者でも簡単に切れます。
コーナーカッターは直線距離でしか使えないので、部屋の角はカッターで手作業で切っていきます。
仕上がりはこんな感じ↓↓↓になりました。
床とフロアマットの境目に約3mmの段差ができていたので、「への字プレート」に両面テープを貼って、境目に貼り付け、段差をなくします。
「への字プレート」は、ホームセンターで200円で購入できます。
壁紙を南仏風にリフォームする
プロヴァンススタイルは、南仏の強い日差しに生えるイエローやオレンジの壁が特徴なので、壁紙は「イエローゴールド」をチョイスして、賃貸でも使える剥がせる糊を使って貼っていきます。
完成した様子をご覧下さい。
完成前
完成後
ここから更に、シンプルな壁に、もう少しアクセントを加えるために、ポリウレタン製のモール材(縁飾り)を取り付けます。インターネットで購入可能です。
モール材に両面テープを貼って壁に取り付けます。費用2,000円で華やかな印象になります。
完成した部屋の写真
完成前の部屋がこちらです。
完成後の部屋です。華やかになりました。
ソファの扉を開けると収納できるようになっています。
開いた扉はサイドテーブルとしても使えます。
これら全てのリフォーム総額は、11万4,000円だそうです!!